ナウG

「ナウ」というと、ウロコのついた「ナウM」(0424)がよく知られていますが、ゴシックタイプもあります。

主張しすぎず、しっかり役目を果たしています。

明快でインパクトの強いポスターです。
ゆくゆくは「ケータイと間違えてWiiリモコンもってきちゃった!」なんてこともありうるかも。

秀英3号

活字の秀英三号明朝体のかなをリファインしたもので、明朝体のかなとしては最も鋭い筆致をもつもののひとつです。

カタカナがかなり小さいのも特徴で、そこだけ息が抜けたようにも見えます。

組み合わせている漢字は、なぜか学参対応フォントのようです。
「根」のハネの部分、「参」のムの折り返す部分など、明朝体としてはやや異質なカタチをしています。
おそらく意図的に使われているのだと思いますが。

タイプバンクゴシック

営団地下鉄のサインにも部分的に使われていたゴシック体です。

比較的主張の少ない、落ちつきのあるカタチをしています。平たく見える「な」が特徴です。

電球が出てくると電気の広告みたいですけど、これはガスの広告です。

近づくと、大判プリンタで出力したような粗めの印刷でした。
これも「エコ」といえるのかも!?

織田特太楷書

写植時代に、楷書MCBK1(0118)と並び、よく使われていた楷書体です。

男性的で堂々とした風格があり、老舗の気質と伝統が感じられます。

ちなみに、山本山のロゴの2つの「山」は、よく見ると書き順が異なっています。
ひとつめは真ん中から、もうひとつは左端から書き始めているということが、ハネの方向やつながり方で分かります。

丸フォーク

フォーク(0316)のエッジを丸めたバージョンです。

ちょっと太らせているようですが、ぬいぐるみのモコモコさ、モノトーンのシックさにぴったりとはまっています。

ギャラリー内をデジカメで撮っていたら、
「ここは撮影禁止なんです…撮っちゃったものはしようがないですけど、ウェブで公開したりしないでください」
と、関係者の方に釘を刺されてしまいました。
ということで、建物外のポスターのみでお許しください。

ゼンゴN

うねりが強く、独特の雰囲気をもつゴシック体のかな書体です。

「め」の内側は、はじめから意図的につぶされています。

ところで、かつめしとは本来洋食らしいのですが、ここのものは、のぼりの雰囲気からして和です。
カツ丼らしき食べ物にもいろいろあるんですね。