2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ヒラギノ角ゴシック体

私たちが使っている言葉の多くは、声として発せられ、すぐさま消えてしまうことが多いですが、インターネットやメールの普及などにより、日常的な言葉が視覚的に定着されることも増えているように思います。 ヒラギノ角ゴシック体は、Mac OS X のシステムフ…

巧みな筆づかいの、魅せるかな書体です。 まるで、湯気立つさまを見るかのようです。 組み合わされている「生」の字も、この書体に合っています。 某パスタのお店にて。

太丸ゴシック体BD101

太ゴB101の丸ゴシック版といえる書体ですが、デジタル化はされていません。 やはり注意書きの類は丸ゴシックが多いです。 どうも見たところ、普通の民家の塀に取りつけられているようです。 こういうものって「非常の場合」がこない限り、ずっと放置されてい…

じゃんけん明朝

「じゃんけんU」(0406)の明朝版とでもいうべき書体です。 このゆるーい感じ、手書きのテイストがほのぼのとしています。 最も明朝体らしくない「明朝」といえそうです。

ナウG

「ナウ」というと、ウロコのついた「ナウM」(0424)がよく知られていますが、ゴシックタイプもあります。 主張しすぎず、しっかり役目を果たしています。 明快でインパクトの強いポスターです。 ゆくゆくは「ケータイと間違えてWiiリモコンもってきちゃった…

秀英3号

活字の秀英三号明朝体のかなをリファインしたもので、明朝体のかなとしては最も鋭い筆致をもつもののひとつです。 カタカナがかなり小さいのも特徴で、そこだけ息が抜けたようにも見えます。 組み合わせている漢字は、なぜか学参対応フォントのようです。 「…

タイプバンクゴシック

旧営団地下鉄のサインにも部分的に使われていたゴシック体です。 比較的主張の少ない、落ちつきのあるカタチをしています。平たく見える「な」が特徴です。 電球が出てくると電気の広告みたいですけど、これはガスの広告です。 近づくと、大判プリンタで出力…

織田特太楷書

写植時代に、楷書MCBK1(0118)と並び、よく使われていた楷書体です。 男性的で堂々とした風格があり、老舗の気質と伝統が感じられます。 ちなみに、山本山のロゴの2つの「山」は、よく見ると書き順が異なっています。 ひとつめは真ん中から、もうひとつは左…

丸フォーク

フォーク(0316)のエッジを丸めたバージョンです。 ちょっと太らせているようですが、ぬいぐるみのモコモコさ、モノトーンのシックさにぴったりとはまっています。 ギャラリー内をデジカメで撮っていたら、 「ここは撮影禁止なんです…撮っちゃったものはし…

ゼンゴN

うねりが強く、独特の雰囲気をもつゴシック体のかな書体です。 「め」の内側は、はじめから意図的につぶされています。 ところで、かつめしとは本来洋食らしいのですが、ここのものは、のぼりの雰囲気からして和です。 カツ丼らしき食べ物にもいろいろあるん…

筑紫明朝

近年開発されたデジタルフォントの明朝体としては、やわらかく、アナログのテイストが強い書体です。 本来は本文組みされる太さですが、ポスターで大きく使われると、この書体の特質がよくわかります。 電子化されて、使い勝手がよくなっても、高いクオリテ…