ヒラギノ角ゴシック体

私たちが使っている言葉の多くは、声として発せられ、すぐさま消えてしまうことが多いですが、インターネットやメールの普及などにより、日常的な言葉が視覚的に定着されることも増えているように思います。

ヒラギノ角ゴシック体は、Mac OS X のシステムフォントに採用されたことによって、言葉を視覚化するという行為への貢献度が飛躍的に上がった書体です。

しかしながら、書き留められる言葉の陰には無数の消えゆく言葉があり、この手はそれを代弁しているかのように見えます。

見えない言葉も、私たちには大切です。
(この状態で見えているのは、平成明朝体。)