2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

たおやめ

歴史的な書物などから文字を採取し、かな書体として復刻しているシリーズのひとつ。 『ヴィネット』 5号 によると、現在の図書印刷株式会社の前身である、川口印刷所の「新刻五号明朝体」がベースなのだそうです。 「ご」「い」など、脈絡でつながっていて、…

ヒラギノ行書体

シャープでキレがあり、行書体としてはかなり整った印象の書体です。 「八海山」はキレに定評のある日本酒。この看板は木に彫られています。 神田なら、白昼堂々「八海山」も許されるかも!?

優雅宋

メルヘンチックというか、ちょっとキラキラした可愛らしい感じの書体です。 やっぱり女性向けでしょうか。 この色と書体、それに「寄り道」とくると、何となくスイーツのお店を連想させますが、実はしっかり食事できるお店がメインだったり。 人通りの多い場…

弘道軒

これもまた、かな書体ですが、その由来がはっきりしています。弘道軒清朝体(近年、デジタルフォントとして復刻されています)の骨格がベースになっています。 もともと硬質で引き締まった印象をもっていますが、ここでは、水彩のにじんだような効果が、ニュ…

ウインクスJ

明朝のかなでありながら、ゆるい筆書のようでもある、微妙な雰囲気のかな書体です。 そして、このプリンは、プリンでありながら、牛乳のようでもあります。 中央の「牛乳プリン」は、スプーン…じゃなくてフォーク。 (この媒体は、ekos さんに教えてもらいま…

こぶりなゴシック

もともとは2001年に女性誌のために開発されたゴシック体で、雑誌などの限られた環境でしか使えない書体でしたが、今年、満を持してパッケージ化され一般発売されました。 ピュアで洗練されたイメージは、石井ゴシック(06-08)へのオマージュともとれます。 …

創英ポップ体1(ブラッシュ仕様?)

かつてワープロ機に搭載されていたことなどもあり、街中では最もよくみかけるPOP書体です。 ここでは、なんと板にペンキでなぞって書かれています。 POPの原点である書き文字に戻ったような、ダイナミックな表現が新鮮に映ります。

もじくみ仮名

明治期につくられた金属活字、築地体初号の印影をもとに制作されたかな書体(フリーフォント)です。 この字形は、写植では「民友かな」として広く使われ、近年では字游工房や大日本スクリーンも覆刻しており、金属活字〜写植〜デジタルタイプと、永きにわた…

石井ゴシック

1930年代、写植の草創期に生まれたゴシック体です。奇をてらわない落ち着いた造形と、写植特有のゆるさを併せ持っています。 なるほど、防虫剤として使われるショウノウ(樟脳)は、クスノキ(樟)からとれるんですね。 意外と緑のある都心において、自然と…

小町

80年代のかな書体ブーム(03-20も参照)の火付け役となった、流麗なかな書体です。もともとは、短歌を組むために開発されたそうです。 どこにでもありそうな文句ですが、上品でしとやかな印象です。 美を追究する企業の姿勢は、こんな細かなところにも端的に…

ゴシックMB101

広告にはかなりの頻度で使われているゴシック体です。単に太いだけでなく、堂々とした風格があります。 うーん、熱い。無理矢理つめこんでいるようでも、文字の存在感で、かなり魅せる仕上がりになっています。 個々の文字が、フィールドのイレブンと、それ…