2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

創英イオリ体

みょうちくりんな文字ですが、これもれっきとした書体です。 じっくり見てると、なんだか吸い込まれそうです。 酔ってく(寄ってく)前に、もうできあがっちゃってる感じがしますね。

イワタゴシック体

金属活字からの古い伝統をもつゴシック体です。 ひらがなのカーブなどにやや硬さがみられますが、それが小気味よい味となっているためか、広告のコピーなどによく使われています。 これは某ビルの壁面広告。 ちなみにイワタゴシック体は、数年前に「イワタゴ…

ナウM

明朝体の特徴である三角形のウロコと、ゴシック体のような均質さを併せ持つ印象的な書体です。 このプレートは実際に焼き印を押しているようで、力強いながらも、木の樽を意識したようなオーガニックな雰囲気が出ています。 ヒューガルデンは一度だけ飲んだ…

ゴナか否か

東京近郊のJRで、駅周辺のサインに使われている書体はゴナです。ところが、駅名表示に大きく使われているかなは、部分的にちょっと違ったカタチをしています。 「だ」「が」に注目。ゴナならば下のようになっているはず。 サインとしての用途を考えると、一…

本明朝 新がな

築地体後期五号(02-28参照)にルーツを置くとされるかなのひとつです。 本明朝の漢字と合わせるためかもしれませんが、ややうねりが強く、線の端々に筆圧が残っているような、独特の解釈がなされています。このことが、組んだ文字の意識がきちんとそこに留…

タカライン

漢字は直線のみの構成で、かなもコンパスと定規を使って描いたような、ユニークな書体です。 04-06といった書体と一線を画すのは、線の配置が大胆であり、計算され尽くしているところ。 カクカクとしながらも、絶妙なバランスで堅苦しくない雰囲気をつくり出…

ヒラギノ丸ゴシック体

03-28のように、公共的なプレートには丸ゴシックが使われることが多いのですが、これはちょっと面白い例。 電柱の、かなり低い位置にとりつけられているのです。 えっ、これは犬に向けたメッセージ? …なわけないか。 犬の行動を追う、飼い主の視線に入るよ…

イナブラシュ

平筆でざっくりと書き上げたような味のあるポップ書体です。 某メンメンメガネ店にて。この配色、遠くからでもよく目立ちます。 書体ともども、このお店のカラーとしてすっかり定着している感がありますね。 でも、お店のロゴはこの書体ではありません。

じゃんけんU

独特のアンバランスさが憎めない、ゴシック系ディスプレイ書体です。 JR渋谷駅改札にて。いかにも春らしいさわやかな配色です。 若者の街ならではの初々しさがうまく演出されています。

大正明朝体

某ドラッグストアのポスターに使われていました。 「か」や「に」など、築地体初号(字游工房や大日本スクリーンが覆刻しています)あたりの骨格をベースにしているようにも見受けられますが、詳細は定かではありません。 2000年の発表当時は、ATMフォントが…