2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

築地体後期五号仮名

映画のポスターにこっそりと使われていました。 今日の、いわゆる「オールドがな」と称されている字形の源流です。多メーカーから、さまざまな解釈によって繰り返しなぞられてきたこの仮名、三画目と四画目が離されて書かれることの多い「た」は、オリジナル…

バジョカフォント

路上詩人による独特な手書き文字フォント、だそうです。 撮っている最中はポスターの内容をまったく気にとめていなかったのですが、あとでよく見ると「首都機能移転」をPRするものだったと分かりました。 ・全体像はこちら→ http://www1.pref.mie.jp/capital…

イロハゴシック

昨年発売されたばかりの新しいゴシック体です。 このファミリーには、かながたくさんあって、選ぶのに迷いそう。これは比較的オーソドックスなイメージの「icho」。 一見真面目な感じがするのですが、角が丸くなっていたり、線の折り返し部分に工夫が見られ…

秀英体

大日本印刷のハウスフォントは、前身の秀英舎の名を引き継いで、今でも秀英体と呼ばれています。現在の秀英体は、かつての秀英4号明朝活字がベースになっているとされています。 3種ある秀英体明朝のうち、細明朝は書物の本文によく使われています。最近では…

ゴナかなC(?)

3種あるゴナ専用かな書体のうち、最もエキセントリックなのが、かなCです。 が、よく見ると、新ゴと組まれているようで、何か変。 調べたところ、どうやらこれは、DTP黎明期に発売されていた、ゴナかなCに似せた1バイトフォントのようです。 悲しいかな、…

ファイン

骨太で硬質、だけど、どこかナイーブさも感じられる明朝体です。 なるほど、ジョージ・マイケルのイメージに近いような気もします。少なくとも、ワム!のイメージではないですね。

平成角ゴシック

何が気になるって、「中黒」がカクカクしてるんです。 施工の際のエラーではなくて、平成角ゴの中黒はこういうカタチなのです。うーん、微妙。

カソゴ

某コーヒーチェーンの店頭看板です。他所で違う書体が使われているのを見たことがあり、地域差があるのか、それともこの看板が古いバージョンなのか定かでありません。 ディスプレーで使うには細すぎるためか、かなり太らせているようです。

A1明朝

モリサワの「石井」などと言ってしまったら語弊があるかもしれませんが、明らかに写研の「石井明朝」とルーツを同じくする書体です。モリサワのライブラリーにこのような書体が存在しているのは、写研とモリサワが元々は1つの会社だったということに起因して…

ぶどう

比較的新しい書体です。一瞬、手書き文字かと思って、見過ごしそうになりました。 ダイレクトに食べ物の名前がついた和文書体は、他にはないかもしれません。名前に感化されているせいか、葡萄っぽい色で使うのが良さそうに思えてしまいます。